何で毛先までカラーをするのか…

『ヘアカラーを根元のリタッチではなく、何で毛先までフルカラーするんですか?』
と、カウンセリング時にお客様に伺います。
返答順位
1位      毛先の色が抜けた、明るくなった
2位      色を変えたい
3位      なんとなく
4位      リタッチが出来る事を知らない
今回1位の色が抜けた、明るくなったについて。
何故毛先の色は落ちるのが早いのか
ヘアカラーは髪の水分と油分が大事です。
毛先は水分と油分が少ない分染まりが悪く抜けるのがはやいです。
カラーをした時って1、2週間ツルツルしませんか?
そして色が抜けるとパサパサして明るくなりますよね?
これは、水分と油分も抜けてる証拠です。
もうちょっと詳しく言うと、
自分の元々持っている油分は、ヘアカラーの油分と入れ替わるんです。
ヘアカラーの油分は定着が悪い為に、抜けるとパサパサして明るくなります。
ここからデフレスパイラルの始まり。
・色が抜けて明るくなるから毛先まで染 める            
         ↓
・自分の油分が減る
        ↓
・色の定着が悪くなる
        ↓
・また毛先まで染める
        ↓
・色が抜けてパサパサを抑える為にオイルを
   使う
        ↓
・オイルか効かずパサパサする。
です。
ちなみにこの段階で、オイル使うと余計状態悪化しますのでご注意を。
オイルの件はまた次回…
解決策は?
今美容業界ではダメージを抑えるカラーがあります。
じゃあダメージを抑える事が解決か?
違います。
毛先まで染める事が色の変化ではありません。
髪の状態を色持ちが良くなるようにすることと、明るく見える要素を無くすこと。
今日のお客様
どうですか?
根元のみカラーしました。
毛先はさっき言ったように、明るく見える要素を無くすこと。
カットもしてませんよ。
髪とのコミュニケーションだけです。
素髪を美しく
一緒に髪を綺麗にしていきましょう♪

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